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第28回微生物シンポジウム
実行委員長 河村好章
ご挨拶
日本薬学会生物系薬学部会主催「第28回微生物シンポジウム」は、平成28年9月2日(金)、3日(土)の2日間、愛知学院大学薬学部(楠元キャンパス)にて開催させて頂きます。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。
今年の本会のテーマは「感染制御―叡智を集約した新たな展開」とさせて頂きました。「感染制御」という用語を使っておりますが、これは決して臨床における感染制御に特化したものではありません。新たな抗菌薬の開発が頭打ちとなった現状を踏まえて、感染制御に繋がる基礎研究・シーズ探索研究はもとより、感染制御・感染防御論の新たな展開、そして、薬剤耐性の現状を俯瞰することにより、これまでに無い新たな感染制御への展開の一助となれば、と考えて設定させて頂きました。
このテーマに沿って初日は、基礎研究である「細菌感染におけるレドックスシグナル制御機構」および「分離培養手法の革新-難培養性微生物の正体と可能性-」について特別講演をして頂ける事となりました。また2日目は、「薬剤耐性の現状と薬剤師の係わり」と題し、新たな抗菌物質の探索から今日の医療現場における問題点までを医師・薬剤師の立場から話題を提供して頂くシンポジウムを設定することが出来ました。何れも、その分野の第一人者の先生方にご講演頂く事が出来ましたので、非常にhotかつexcitingな情報提供の場となると確信しております。
多くの会員の皆様にご参加頂き、活発なご議論・ご討議を通して、明日からの研究の新しいヒントに、ひいては新たな研究展開に資する会となりましたら、お世話させて頂く者として、これに勝る喜びはありません。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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